ていねいに観察する暮らし

ことばの食卓 (ちくま文庫)

ことばの食卓 (ちくま文庫)

日日雑記 (中公文庫)

日日雑記 (中公文庫)

犬が星見た―ロシア旅行 (1979年)

犬が星見た―ロシア旅行 (1979年)

読売新聞で、どなたかが薦められていて気になった武田百合子さんの本を次から次へと読んでいます。
どれもこれも宝物のように感じられる本に久しぶりに出会いました。
彼女自身の日日のできごとを、淡々と、正直に、鋭い観察力で綴っているだけの本なのですが、これが味わいがあるのです。生きている時代背景は全く違うのに、近いものを感じてしまうのです。

私が欲しいと思っている世界が彼女の本の中にはあるのでしょうね。

春を迎えて。
何かと気ぜわしい時期になりましたが、きちんと一瞬の連続を過ごしたいものだと思います。